ゆりかもめ

有明エリア

有明エリアの紹介

東京ビッグサイトや防災拠点、
そしてテニスの聖地を擁する有明

平成7(1995)年、有明地区の開発の様子。東京ビッグサイトの逆三角形はまだ立ち上がっていない(写真提供:東京都)

「月は有り明けの、東の山ぎわにほそくて出づるほど、いとあわれなり」と、『枕草子』にも夜明けの空に残る月の風情を愛でる文章が見られますが、有明は夜が明けようとする清々しさが感じられる地名です。昭和30年代半ばに10号埋立地の一部が深川有明町となり、昭和43(1968)年に現町名となりました。

エリアの一部には、昭和55(1980)年に東京湾岸道路の建設に伴って閉鎖されるまで、430mの滑走路を持つ「東雲飛行場」がありました。また、1万人を収容する有明コロシアム(センターコート)を中心に48面のテニスコートや芝生広場などを有する「有明テニスの森公園」は、昭和27(1952)年から56(1981)年まで「東雲ゴルフ場」だった場所。

高度経済成長期に歩みを合わせるように、有明では1960年代から開発が進み、マンションや商業施設が次々に建設されました。さらに交通インフラの整備によって、開発は加速化。ゆりかもめの有明駅の南側には国際的なイベントや展示会などが行われる東京ビッグサイトがオープンしたほか、東側は有明の丘地区と呼ばれ、国や東京都の広域防災拠点となっています。災害時には合同現地対策本部や災害時医療の支援基地、緊急輸送物資の中継基地などに位置づけられます。

有明テニスの森公園のテニスコートと、有明コロシアム。この地域では最も初期に建設された
東京ビッグサイトを正面から見る。ゆりかもめが横切る格好の、おなじみの風景

有明エリアの見どころ

沿線で行われるイベント