50Round-table talkM. G. さん: 駅構内を巡回していると「ありがとう」「おつかれさま」などと声をかけられることがあって、こちらとしては業務として当たり前にやっていることに対してそうした声をかけられると、やはりきちんとやって い て 良 か っ た な と 実 感 し ますね。M. W. さん:土日祝日などには、ご家族連れのお客様をよく見かけます。普段の執務中に、駅に設置している記念撮影パネルの箇所で撮影をなさっている旅客を見かけた際は、写真を撮りたいお客様のところにこちらからY. Km. さん: 現在「軌道検査・保守作業委託」の業務を担当してT. M. さん: 社としてのチームワークの良さは、感じますね。比T. M. さん: 添乗巡視中に「しっかり点検しているんだね」といいます。この業務は、列車の安全・安定運行を支えるために大きく関わっていて、軌道内の検査・保守を行っています。さまざまな検査項目や管理基準があるため、まだ分からないことも多く大変ではありますが、良い経験が出来ていると感じています。最近では、夜間作業で線路内を歩いている際に、走行路の剥離など補修が必要な箇所を見つけることもあり、少しずつではありますが、視野が広がって成長したと感じています。――― 会社全体や部署単位で、チームワークの良さを感じることはおありですか?較的規模が小さい事や、社内異動によって他部署の方でも知っている方が多くいます。私も電気保安課からの異動を経験していますが、お互いの仕事を分かっているからやりやすいとか、配慮が感じられてスムーズに進んでいる場面は多々あると思います。自動運転は複数のシステムが絡み合って動いているので、不具合が発生すると、解決に時間を要する事もあります。――― お客さまから声をかけられて嬉しかったというエピソードがあれば教えてください。う声が聞こえてきたことがあります。無人運転というとなかなか人の温かさを届けられないイメージもありますが、その中で、温かさや安心感を届けられたなと思って、印象に残っています。近づいて「よろしかったら写真撮りますよ」などの声かけを自発的にするよう心がけております。自発的な行動によりお客様に喜んでいただけると、仕事のモチベーションがプラスにつながっていくように感じます。T. K. さん:土日祝の休日に走行路の状態を確認するため、制服を着て営業列車に乗ることがあるのですが、その際にお客様から観光地の行き方を尋ねられ、ご案内できたときにありがとうと言ってもらえたことが嬉しかったです。そのときはたまたま知っている場所でしたが、制服を着て現場に出るからには沿線環境も把握しておかなければと実感しました。Y. Km. さん:お客様が楽しんで乗車しているところを見るとやはり嬉しいですね。昼間の作業で、分岐器点検という作業があるのですが、列車が接近するごとに作業をとめて通過を見送るのですが、その時に先頭車両のお客様から笑顔で手を振られることがあります。その楽しそうな様子を見ると、嬉しい気持ちになりますね。K. F. さん: 日中にお客様の多い駅で点検をしていると、普段開けない場所を開けているので、お客様が興味津々に集まってくることがあって、「これなんですか?」と聞かれることもあります。お客様に点検をしている姿を見てもらえることも嬉しいし、自分も頑張って保守していかなければいけないなと感じます。ゆりかもめ開業30周年記念誌
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