ゆりかもめ 30周年記念誌
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49Y. Km. さん2023年入社 施設課列車添乗時に、お客様が楽しんでいる姿を見るとやりがいを感じる。 Y. Kt. さん2020年入社 電気保安課平日や深夜に愛車でドライブがお気に入り。K. F. さん2024年入社 電気保安課将来は、指令員になってゆりかもめの運行管理に携わりたい。T. K. さん2024年入社 施設課ゆりかもめに乗るために旅行に来る、そんな交通機関にしたい。していて良かったなと思います。一方で、多くの人々を乗せて走っている姿を見ると仕事に対する責任感は、日に日に強まっているなとも感じます。M. G. さん: 私はゆりかもめに入社できたこと自体が誇りで、中学生のときに初めてゆりかもめに乗って、景色がきれいで電車の形もかわいくて(笑)、そんなに好きだったら受けてみたらって母に言われて入社試験を受けました。――― ゆりかもめだからこそできる貴重な経験はありますか? 夜間のご勤務の方も多いと思いますが、そのご苦労なども教えていただけますか。M. W. さん:ほかの大手鉄道会社は、運転士さん、車掌さん、駅員さんといったように分野ごとに仕事があると思うんですが、ゆりかもめは複数の仕事を兼務するので、列車を安全に動かすための一連の仕事を経験できます。私は鉄道高校の出身なので同業の友人らとの会話の際など、運転の仕事と駅の仕事を両立しながら勤務している点において貴重価値を感じるとともに、誇りに思える部分でもあります。T. K. さん(施設課): 入社したばかりの頃は、普段なら寝ている時間に、起きて作業をするという生活リズムに体が慣れるまで大変だったので、夜間作業を担ってくれている人がいるから毎日列車が運行できているんだというありがたみを実感しました。夜間の業務では星を見ることができて、ゆりかもめの軌道上から見える夜景もきれいです。作業が終わる時間がまだ夜明け前だと、少しずつ日が昇ってきて、朝焼けを見ながら帰るのも、ほかの仕事ではできない体験だなと思います。――― ご業務のなかで、忘れられないご経験は何かありますか? それによってご自身が成長したと感じたエピソードも教えてください。K. F. さん: 入社4カ月の頃、列車が止まってしまった現場に駆けつけたことがあったんですが、復旧までに時間がかかり終電まで動かず、そのまま夜間も復旧作業を続けて始発列車を定刻通りに動かせたときのことは今でも覚えています。まだ仕事に慣れていない時期でしたが、周りの先輩方と力を合わせて運転を再開させることができて嬉しかったことを覚えています。Y. Kt. さん(電気保安課): 入社した頃は本当に何も分からなくて、いろいろ教えてもらったり、自分で調べたりしながら少しずつ仕事を覚えました。照明設備を担当していたことがあるのですが、初めは対応方法も分からないなかで先輩たちに教えていただきながら対応していましたが次第に主体となって対応できるようになってきたことが成長した点としてあげられることかなと思います。[若手座談会]

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