40た 7200系は、1995年の新交通ゆりかもめ開業時から 19982018年から 2020年にかけては、7300系をマイナーチェ7200系 約15年間ありがとう」「この車両は地球を約35周たもの)を使って変化させる制御方式※7 交流電圧の周期ごとの ON 時間の割合をサイリスタ(シリコン整流子に制御電極を付加し※8 交流電動機の回転数を電圧と周波数によって変化させる制御方式(下)展示車両として保存。移動は社員が人力で実施。(上)陸路で搬出される様子。 (中)運行を終えた 7200系車両を出迎える社員。第1 節 地域へのさらなる貢献 [2016-2019] ゆりかもめでは、地域との親和性を高めることを目的に、駅名に地域名や施設名を採用しています。2020(令和2)年に「東京国際クルーズターミナル」が開業したことに伴い、「船の科学館駅」は「東京国際クルーズターミナル駅」へ改称されました。また、「国際展示場正門駅」は、実際の施設名である「東京ビッグサイト」と異なっていたため、利用者の利便性向上を目的として「東京ビッグサイト駅」に改称されました。これらの駅名変更は、地域との結びつきを強め、利用者にとって分かりやすい交通案内を提供するための取り組みです。 一方、7200系車両が2020(令和2)年10月、21年間にわたる運行を終了しました。1999年から2005年にかけ導入され年まで導入された 7000系と車体構造が近いものでしたが、制御装置をサイリスタ位相制御※7 から VVVF 制御※8 に変更するなど動力関係に改良が加えられてきました。2010年代に入ると、7000系と 7200系の老朽化が進んだことから新型車両への更新が進められ、2014年に 7300系がデビューしたことに伴って 7000系が 2016年までに引退しました。ンジした 7500系が導入され、7200系の編成も順次引退。最後まで運行されたのは、先頭部にレインボーカラーをグラデーションで大きく描いた第26編成でした。これにより初期の車両はすべて引退し、2010年代にデビューした新型車両に統一されることになりました。 2022年1月、7200系28編成の車両が陸路で搬出される日、搬出された先頭車の前面及び側面窓には「さようなら分走行しました」と書かれた装飾が施されました。同編成は最後まで有明車両基地に残存していた 7200系6次車で、同次車は当社実施の人気投票では人気 No.1でした。28編成のうち 1両(7286号車)は展示車両として保存され、イベント・撮影等で活用されています。展示車両の移動は、多くの社員が力を合わせ、人力で動かしました。ゆりかもめ開業30周年記念誌開業以来初の駅名改称(地域との親和性を重視した新名称へ)2019
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