第1 節地域へのさらなる貢献[2016-2019]第2 節信頼される交通機関として[2020-2022]第3 節時代の変化に即応しながら[2023-2025]第1節2016~2025年までゆりかもめの10年362018(平成30)年8月11日(土)東京花火大祭(お台場海浜公園)とコミックマーケット94(東京ビッグサイト)が同日開催となり、混雑する新橋駅の様子。この日の利用者数は 28万9,369人で、1日の利用者数の最高記録を更新した。 「臨海副都心」として開発が進められている臨海地域の発展と歩みをともにしてきたゆりかもめは 2015(平成27)年に創立20周年を迎え、更なる安全と快適さを追求しながら新しい一歩を踏み出しました。 将来に向けた課題のひとつに、お客様のいっそうの利便性向上のための他の交通機関との連携強化が挙げられます。その一環として、2016年10月1日にダイヤ改正を実施し、豊洲駅の始発列車の時刻を 5時15分に繰り上げるとともに、平日23本、土休日74本を増発しました。一方、同じ10月に東京メトロ有楽町線が、早朝時間帯における東京臨海エリアへのアクセス向上のためにダイヤを改正しました。有楽町駅発新木場駅行きの列車を早朝時間帯に 1本増発し、同区間の始発時刻を 18分繰り上げることで、豊洲駅でのゆりかもめ始発列車との接続を実現させました。 2016年12月のクリスマスの時期には、お台場エリアを訪れる人の急増に対応して臨時列車を運行しました。23日から 25日にかけて土曜・休日ダイヤで運行したことに加え、24日・25日の有明駅~新橋駅間では、22時~23時台の列車を上り・下り合計6本増発するというものでした。また、12月29日から 31日の「コミックマーケット91」開催に際しては、新橋駅の始発列車の時刻を 5時20分に繰り上ゆりかもめ開業30周年記念誌Chapter 02地域へのさらなる貢献[2016-2019]増発による利便性向上、他線との連携強化2016
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