34(左下)駅でのサービスの一環としてタブレット端末を導入。(右下)Wi-Fi サービスを告知した駅の掲示板。4カ国語対応のアプリケーションの活用で、外国の方のお問い合わせにもスムーズに対応。(左上)新橋駅のコンコースに設置したタッチパネル式の液晶ディスプレイ。ゆりかもめ沿線のスポットなどを検索可能。(右上)新橋駅構内入り口にあるマルチスクリーンでは最新情報を放映。待ち合わせ場所として人気。(左上)新型車両の案内表示は 4カ国語対応。 (右上)黄色いプレートは、駅ホームと車両の段差を解消する工夫の一つ。 (下)ベビーベッド設置やオストメイト対応など多機能なだれでもトイレは全駅に。第3節 臨海地域の発展とともに [2005-2015] この時期には、すべてのお客様にとっての利便性を高めていく体制づくりにも、より力を入れていきました。2010(平成22)年からは社員の「サービス介助士」資格取得を進め、ソフト面でのバリアフリー推進に取り組みました。また、2013年には従来の接遇研修に加えて「接遇リーダー制度」を導入し、接遇リーダー社員による職場内での勉強会や後輩育成を通してサービスレベルの向上に努めました。 さらに、安全対策や業務効率化のためのアイデアを社員が提案し、優秀なアイデアに対して表彰を行う社内提案制度「ユリモの提案」を 2008年にスタートしました。また、2008年からは、社員の安全意識の向上を図り、業務中に「ヒヤリとした」「ハッとした」事例に関する情報を記録し、原因を究明・共有し、事故の未然防止につなげていく目的で「ヒヤリハットカード」の積極的な提出を呼びかけました。 駅舎設備のメンテナンス、リニューアルにも計画的に取り組み、2013年にはすべての駅のホームドア先端部にステップを設置、ホームドアと車両の間の隙間や段差を解消しました。2015年には、全駅のすべての自動改札機を省エネ型の機器に更新して台数を増やす一方で、船の科学館駅、テレコムセンター駅、青海駅でリニューアル工事を行いました。トイレの全面リニューアル、照明の LED 化、ホームドアエンジンカバーのデザイン変更などの改修を実施しました。さらに芝浦ふ頭駅、船の科学館駅、青海駅では、省エネ型の環境に優しいエレベーターに更新していきました。イド、運行情報、施設の催事情報、各種 CM などを放映しました。 一方で 2013年からは、自社開発したオリジナルのアプリケーションをインストールしたタブレット端末を全16駅に設置しました。駅係員がお客様に乗換案内、沿線施設の案内、地図閲覧などのサービスを行う際、インターネット検索や筆談などが可能になることで、よりスムーズなコミュニケーションが実現することになりました。また、震度5弱以上の緊急地震速報を受信すると、自動でテレビニュース放映に切り替わる仕様としています。新橋駅2階ペデストリアンデッキには、タッチパネル方式の検索型47インチディスプレイを設置し、臨海地域のイベント、レジャー、グルメ、宿泊、ショッピングなどの情報を検索できる「東京お台場 .net」(日本語・英語・中国語・韓国語に対応)を活用した情報提供を開始しました。 また、全16駅のホームやコンコースで利用できる公衆無線 LAN 設備を設置し、2015年からは無料の Wi-Fi サービス「東京お台場 FreeWi-Fi」のサービス提供を開始しました。ゆりかもめ開業30周年記念誌より良いサービスの追求2012
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