30(左)対面のクロスシートのみだった座席をロングシートとの組み合わせに。(右)揺れの少ないゆりかもめですが、混雑時を考慮してつり革を設置。(上)累計利用者数100万人到達の際のセレモニー。(下)夏になると、乗降客数はさらに増加。夏休み効果も大きい。タイヤで走るゆりかもめの走行路はコンクリート。乗り心地を考えて、さらにフラットな状態に。第2節 開業 [1995-2004]きました。1999年には、お客様への情報発信を目的にホームページを開設したほか、パンフレットやポスターも充実させました。こうした取り組みには、お客様と直接的に接する機会が少ないからこそ、迅速・丁寧な対応によって安心を届けたいという思いがありました。1997年には日焼け防止対策として 1次車の 13編成の窓ガ(4次車以降)、車両とホームの段差を解消するためのホー 開業時の車両は、前頭部や側面に曲線を採用し、全体的に柔らかい印象を与えるとともに、固定の大型曲面ガラスやプラグドアなどの採用により、スマートな外観を実現しました。側窓は大きな 1枚ガラスとし、車内からの開放感ある眺望を生み出しました。車内が混雑するようになってきたことを受けて、1996(平成8)年秋につり革を設置し、ラスに UVカットコーティングを施し、1999年度に竣工した4次車両からはUVカットガラスを採用しました。さらに、車内を移動しやすいようにクロスシートとロングシートの千鳥配置による座席レイアウトの改良(3次車以降)、車内空調の細かい調整を可能にするマイコン制御方式の採用ムステップの新設などの対策を講じました。 また、乗り心地を良くするために、1995年から 1996年にかけてコンクリート仕上げの走行路の凹凸をなくす表面切削を実施、車両設備面では振動を抑えるためにボギー方式の台車構造の採用(4次車両以降)と、さまざまな改良を重ねていきました。 一方、駅では沿線の商業施設や観光スポットについての最新の情報を把握し、適切で分かりやすい案内を心がけてゆりかもめ開業30周年記念誌「快適」のあくなき追求1999
元のページ ../index.html#32