指令の1日が始まります。遅番の1日を紹介します。
指令区では、6名による泊まり勤務(8:30~翌日9:30)により、ゆりかもめの安全運行を支えます。
前日の運転概況の報告を受け、引継ぎ事項を確認します。引継ぎ内容は、運行状況や不具合事項、団体乗車やイベント情報など様々です。
車両基地では、車両課が車両の点検を行い、車両を移動しています。指令区では、車両課と連絡を取り合い、安全に車両の移動ができるよう指示を出します。
運行表示盤と各駅のモニターを見ながら、運行管理にあたります。
団体のお客さまが乗車する場合は、遠隔操作で停車時間を調整し安全を確保します。沿線でイベントが開催されると駅も混雑します。車両のドアが閉まるときは、細心の注意が必要です。
社内の食堂で定食をいただきます。お弁当を持ってくる人も多いです。
電気区からの夜間の保守作業の申込みです。指令区は、安全確保のため、夜間の保守作業を把握していなければなりません。
作業受付を行い、内容を記録します。また、資料作成等各担当事務を行います。
駅の券売機からのインターホンは指令区が対応します。
観光のお客さまからのお問合わせです。切符の購入方法がわからないとのこと。丁寧に応対し、一日券を購入することができました。外国人旅行者からのお問合わせも多く、英語も勉強しなくてはなりません。
順番に夕食、入浴の休憩をとります。
早番2名は、23時から仮眠し、始発列車に備えます。
今日は新橋行き最終列車の担当です。お客さまが最終列車に乗り遅れないように、モニターを見ながら、また、最終列車に乗車している運輸区の社員と連携して最終列車を走らせます。
最終列車が無事車庫に入ると、車両区から連絡がきます。これで1日の終了ではありません。
保守作業の開始時間です。電気区や施設区から連絡が入り、帳票に記載します。全ての当日作業の開始を確認し、帳票を整理し、1日が終わります。
明日に備え、仮眠します。
【早番の仕事】
3:50 起床
夜間の保守作業の終了報告の連絡が入ります。
走行路内での安全を最終確認します。
4:40 送電開始
基地内に送電され、車両課による列車点検が開始されます。
5:25 始発列車
有明駅から無事に豊洲駅へ出発しました。
始発からの運行状況を確認します。朝のラッシュに備え、列車が車庫から出て行きます。異常がないか確認します。また、ラッシュ時間帯は、混雑駅について特に細心の注意を払います。
確実に引継ぎを行い、泊まり勤務終了です。お疲れ様でした。